「貿易事務の仕事内容ってどんな感じ?時給の相場って?」
一般的に派遣の貿易事務は1500〜1600円以上が時給の相場と言われていて、事務派遣の中でも高収入が狙える職種です。
一方で、残業が多かったり、一定のスキルが求められる仕事でもあり、求人応募する前に仕事内容は確認しておく必要があります。
というわけで、今回は貿易事務の具体的な仕事内容やリアルな時給、残業時間を、現役派遣社員3名の体験談・口コミと合わせてご紹介したいと思います^^
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高時給だけど残業多め?!貿易事務の派遣体験談・口コミを大公開
40代女性派遣社員”ゆりやん”さんの貿易事務体験談
年齢:41歳
性別:女性
居住地:大阪府
既婚・未婚:既婚
就業前の事務経験:未経験
就業前の保持資格:なし
<Q. 貿易事務の大変さ・難易度を5段階評価で教えてください>
楽・簡単大変・難しい
<Q. これまで行ってきた貿易事務の仕事内容を具体的に教えてください>
お客様のいらっしゃる国がタイ、中国、ベトナムでした。そちらの方々とのメールでのコレポンは定形文のみありました。
また、出荷時に必要な書類の作成ではインボイスやシッピングリストの作りました。
輸送方法の手配もしました。航空便ではほぼ毎日ありfedexやDHLや郵便局です。船便も3ヶ月に一度ありました。その時の物流の多さや到着の早さにより、都度どこが安いか探すのも仕事のひとつでした。
あと、お客様が注文した商品を日本のメーカーなどに注文して、その商品が型番通りか確認もやっていました。
<Q. これまでの派遣先の平均時給を教えてください>
1410円
<Q. 平均残業時間はどれくらいでしたか?>
10時間
<Q. 利用した派遣会社を教えてください>
テンプスタッフ
<Q. 貿易事務で大変・キツイことは?>
やはりお客様が外国人なので日本人のような「言わなくてもわかりあえる」感覚や日本人の常識はありません。
しかもはっきりやめてほしいことを言っても、無理を言ってくるのは挨拶代わりな割と普通に言ってくるのでその対応に疲れます。
そのお客様の国の祝日や休みと日本はお盆休みやゴールデンウイークは違うので、それを見込んで商品を出さなければ納期に間に合わないのでそれを考慮して予め仕事をしないといけないのが大変でした。
<Q. 貿易事務のやりがい、魅力・良かったことは?>
会社を辞めて海外に留学をしたので、その経験や英語力を活かせたことはとても良かったです。
その国それぞれの外国人の性格も多少ですがわかっていたので、少し懐かしい気分でした。
また、一緒に働いている日本人の方々もいろいろな国に留学や仕事やボランティアに行かれていたのでその話を聞くのも楽しくて良かったですし、外国人の同僚から聞くその国の話を聞いたり、その国のご飯屋さんへ一緒に食べに行ったりでき、楽しかったです。
<Q. 最後に貿易事務に必要だと思うスキルやアドバイスをお願いします>
基本的な英会話と英語力はいると思います。
お客様から国際電話がかかってくるので取り次ぎはできないと仕事になりません。
メールも主力としてコレポンするわけではないですが、定形分ですることはあるので基本的な英語力は必要です。
30代派遣社員”コダメ”さんの貿易事務体験談
年齢:32歳
性別:女性
居住地:東京都
既婚・未婚:未婚
就業前の事務経験:未経験
就業前の保持資格:TOEIC 600点
<Q. 貿易事務の大変さ・難易度を5段階評価で教えてください>
楽・簡単大変・難しい
<Q. これまで行ってきた貿易事務の仕事内容を具体的に教えてください>
輸入と輸出の貿易事務を経験しました。
輸入の場合は、海外とのやりとりや輸送会社との連絡が増えるので、時期によってはかなり多忙になります。
インボイスや納品書が英語なのである程度、書類に目を通し、専用システムで処理をするという流れでした。
輸出の場合は、出荷業者と定期的な書類について連絡や納期などを確認し、税関や通関書類を提出したりしなければいけません。
電話やメールでのやり取りや社内での同僚と作業することもありました。
<Q. これまでの派遣先の平均時給を教えてください>
1500円
<Q. 平均残業時間はどれくらいでしたか?>
20時間/月
<Q. 利用した派遣会社を教えてください>
郵船コーディアル
<Q. 貿易事務で大変・キツイことは?>
時期によってはかなりの書類をさばかなければならない時があり、細かい書類の確認や納期日や出荷日などのスケジュール管理で、休みを取りにくい場合があります。
また、職場は女性が多いので、新人や未経験の場合は正社員などの指示を的確に、理解できなければいけません。
破損や遅延などのトラブルが生じた場合は、海外には英語でメールや電話対応をしなければならず、保険会社などへの対処もあることがあります。
様々な関連処理があるので、一通り覚えることが大変でした。
<Q. 貿易事務のやりがい、魅力・良かったことは?>
英語を使って長期で仕事がしたいと思っている女性にとっては、年齢に関係なく、経験重視で長く働ける職種だと思います。
母液事務の業務は企業によって様々ですが、根本的な業務をマスターしていれば、働き方も正社員、契約社員、派遣社員など選ぶこともできます。
派遣社員の場合は、通年募集がある程度あるので、ブランクがあったり、復帰したい経験者にもチャンスはあります。
また、海外に興味のある人が多いので、色々な国について知ることができます。
<Q. 最後に貿易事務に必要だと思うスキルやアドバイスをお願いします>
TOIEC 500点、事務経験はあった方が良いと思います!
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40代派遣社員”ゆう”さんの貿易事務体験談
年齢:45歳
性別:女性
居住地:愛知県
既婚・未婚:未婚
就業前の事務経験:経験アリ
就業前の保持資格:英検2級
<Q. 貿易事務の大変さ・難易度を5段階評価で教えてください>
楽・簡単大変・難しい
<Q. これまで行ってきた貿易事務の仕事内容を具体的に教えてください>
輸入の場合は海外の業者へ支払いから始まり、船が出る日やどの船でどのコンテナに乗せているかの確認、輸入に必要な書類の入手をします。
船が入ると税関からの依頼を受け、通関業者さんと一緒に通関に必要な業務を進めて、最後は商品を倉庫に納める所までしていました。
輸出では国内の業者から製品を取り寄せて、コンテナや船社、どの船に乗せるかの選択と手配、輸出に必要な書類の作成をしていました。
その後、通関業者に手配を頼み準備が整えば、決めた日にちに船が出ていくのを書類で確認します。
<Q. これまでの派遣先の平均時給を教えてください>
1,400円
<Q. 平均残業時間はどれくらいでしたか?>
なし
<Q. 利用した派遣会社を教えてください>
テンプスタッフ
<Q. 貿易事務で大変・キツイことは?>
集中力が足りなかったのか、数字の見落としが多かったです。
上司と通関業者さんも確認してくれますが、何故かそれでも見落としは多く、よく書類の作り直しをしていました。
また、貿易関係の書類には、出港や入港させる港、途中で積み替えなどがあるのかなどが細かな字で書かれているので、絶対に間違えないよう何度も何度もチェックしていました。
こちらは幸いミスはなかったです。
1番大変だったのが、輸入の時に税関で書類の不備が見つかり、大急ぎで海外で直してもらったり、税関での検査に引っかかり、無事輸入できるかヒヤヒヤしながら待っている時でした。
<Q. 貿易事務のやりがい、魅力・良かったことは?>
輸入の場合は、L/CやT/Tなどの支払いの手配から始まり、海外より無事に倉庫まで納められたことの達成感です。
輸出では輸出する製品の手配、船のブッキング、貿易関係の書類の作成をほぼ1人で行うのは神経も使い大変ですが、無事に船が出ていくとやはり達成感がありますし、海を越えて海外にいったという所にスケールの大きさやロマンを感じていました。
また、通関業者さんとは船が大量に来てしまい港に入れなくなっていることや、天候でコンテナを移動させるクレーンが揺れて使えないなど色々なお話しが出来て興味深かったです。
実は英語が苦手なのですが、商業英語を覚えられたことも収穫です。
<Q. 最後に貿易事務に必要だと思うスキルやアドバイスをお願いします>
細かい数字や書類の見落として間違った手配をしないような、集中力が必要です。
また、船がなかなか着かない、必要な書類が届かないなど突発的な出来事に動じない精神力も重要だと思います。
さらに、通関業者や海外、国内の業者、社内の営業や倉庫担当との折衝能力も要りますね。
語学力は会社によってバラバラで、ほとんど必要でない所もあります。
まとめ:
以上、貿易事務の仕事内容や時給など、派遣社員の体験談でした!
貿易事務の仕事は、すごく残業時間が多いというわけではありませんが、1日30分〜1時間ほど残業は覚悟しておいた方がいいかもしれません。
また、派遣先によっては未経験でも就業できますが、最低限の英語スキルは身につけておいた方が安心でしょう。
ただその分、高収入が狙える職種で、経験を積んだり、英語のスキルが上がれば上がるほど高時給の仕事に就ける魅力的なお仕事なんですよ!
実際、時給2000〜3000円以上で働いている派遣社員さんもいらっしゃいますし、普通に正社員の平均年収よりも全然稼げちゃうかも^^笑
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