「派遣社員って有給休暇は取れるの?」
と、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
体調を崩した時やリフレッシュしたい時、子供の入学式など、どうしても休みが欲しい時ってありますよね。
正社員なら当たり前のように有給が付与されますが、派遣社員の場合はどうなのでしょうか?
というわけで、今回は派遣社員の有給について解説したいと思います!
派遣社員は有給が取れない?取れる条件は?
結論からお伝えすると、派遣社員も正社員と同様に有給休暇が認められています。
ただ、取れる条件としては…
- 同じ派遣会社で半年間継続的に勤務すること
- 全労働日の8割以上出勤していること
となるので、上記条件を満たしていない方は有給を取れません。
たとえば、2つの派遣会社を使って、半年間2つの派遣先に3ヶ月ずつ勤務しても有給は付与されませんが、同じ派遣会社で派遣先が定期的に変わったとしても継続的に派遣されていれば有給の取得対象です。
そういった意味では、一度派遣先が決まったらできるだけ同じ派遣会社を使った方が有給を取得しやすいともいえます。
もちろん、求人を探すタイミングでは複数の派遣会社を使った方がいいですが。
実際取りづらいんじゃないの?リアルな有給消化率は・・
ここで「有給が取れる権利があっても、実際は取りづらい雰囲気なんでしょ?」と思っている人がいるかもしれません。
感覚的にそう思うのも無理はありませんが、実は正社員よりも派遣社員の方が有給消化率が高いんです!
その証拠に、内閣府が行った「正社員・非正規社員の年次有給休暇取得率」の調査によると…
正社員:8.1日(取得率51.6%)
契約社員:8.6日(取得率68.9%)
パート・アルバイト:7.4日(取得率70.5%)
派遣社員:8.9日(取得率83.1%)
と、断トツで派遣社員の有給取得率が高いとわかっています!
派遣社員は正社員よりも有給の付与日数が少ないにも関わらず、平均取得日数が1日多く、正社員よりも30%以上取得率が高いです。
単純に正社員が有給を使わなすぎなのかもしれませんが、それを差し引いても派遣社員の有給取得率80%以上は相当高い数字といえるでしょう。
実際、日本人材派遣協会が派遣社員に対して行ったアンケート調査において、10%の人が「正社員を打診された時に断る理由」で「有給休暇が取りづらいから」と答えています。
この結果からも、いかに派遣社員が有給が取りやすく、正社員が取りづらいのかがわかります。
感覚的に派遣社員は有給が取りづらいイメージを持ってしまいますが、意外と皆ちゃっかし有給を取っているってことですね^^
まとめ
というわけで、派遣社員になったらしっかりと有給を取りましょう!笑
ただ、有給を取得するためには、同じ派遣会社で半年以上、8割以上の日数を出勤する必要があるので、その点だけは注意しましょうね。
また、担当者(営業マン)によっては、中々有給を取らせてくれなかったり、「有給取得できます!」みたいにめちゃくちゃアピールしてる派遣会社は辞めておいた方がいいかもしれません。
有給休暇は労働者に与えられた権利ですので、それを敢えて強くアピールするのは・・つまりはそういうことですね^^;
なので、有給をしっかりと取りつつ働いていきたいなら、営業マンの対応が良く、しっかりとした派遣会社を利用するのをおすすめします。
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