転職活動中で正社員を目指す人にとって、紹介予定派遣はとっても良心的な制度な気がしますよね!
紹介予定派遣を使えば面接に苦労する必要もないですし、転職活動がラクになるように思えるのですが…
「本当に派遣社員から正社員になれるの?何だか裏がありそう・・」
「メリットはわかるけど、デメリットって本当にないの?」
と、実態が気になっている方も多いのではないでしょうか。
ということで、今回は紹介予定派遣のデメリットについてまとめてご紹介したいと思います!
目次
本当の実態は?紹介予定派遣のデメリットまとめ!
期間中・期間後に必ず直接雇用されるわけではない
まず注意しておきたいのが紹介予定派遣で採用されたからといって、必ずしも直接雇用契約が結ばれるわけではありません!
あくまで紹介予定派遣の期間は試用期間としての位置付けで、企業側が期間中の仕事ぶりや態度を見て「雇用レベルではない」と判断されたら契約はそこで終了です。
たとえば、3ヶ月間事務仕事を頑張って行ったとしても企業側から打ち切りを切り出されば、一般派遣と同じく派遣先との契約はそこで終わりとなります。
もちろん、紹介予定派遣から直接雇用される可能性も十分ありますが、権限は全て派遣先企業が握っているという意味では、一般派遣とあまり違いがないといえます。
正社員になれる期待薄?!求人が少なくて倍率が高い!
直接雇用といっても正社員・契約社員の2種類の形態があり、紹介予定派遣の求人の多くは契約社員を前提にしている求人の方が圧倒的に多いと言われています。
言い換えると、正社員を前提とした紹介予定派遣の求人の倍率は高いってことでもあり、特に、女性に大人気の事務職は、他の職種の紹介予定派遣よりも相当高い倍率が予想されます。
また、契約や手続き等を踏まえると、紹介予定派遣から正社員になるまでに半年〜1年近くかかりますし、先程お伝えした通り、必ずしも直接雇用されるわけでもないので、紹介予定派遣から正社員になるまで難易度が高いといえるでしょう。
正直、正社員を本気で目指している人はその期間を転職活動に回した方がいいかもしれません^^;
応募まで企業名が隠されている
紹介予定派遣の求人には会社名の情報が掲載されておらず、会社名がわかるのは応募した後です。
これから何年・何十年働くかもしれない企業が一体どんな会社なのかわからないのは不安で仕方ないですし、応募するのも抵抗が覚えますよね。
派遣会社で案件を探す場合は会社名が記載されているので、むやみに応募するのではなく、しっかりとした派遣会社に登録した上で紹介予定派遣に応募しましょう。
給料が下がる場合がある
今の時代、女性の正社員・契約社員よりも派遣社員の方が給料が高いケースも少なくありません。
たとえば、一般企業で働く女性の年収を時給換算すると1,000〜1,200円になることはザラですし、ブラックな企業や職種によっては時給700、800円なんてことも・・。
一方で、事務職の派遣は未経験者でも1,000円〜1,500円の求人はいくらでもありますし、スキルが上がれば2,000円〜3,000円の時給も見込めます。
つまり、紹介予定派遣で直接雇用になったことにより給料が下がる場合がある、ということです。
企業側の立場に立って考えてみても、正社員の給料は簡単に下げられない上に、一生抱えなければならない社員に多く給料を払うのはリスクが高いです。
それなら一時的に働いてもらえる派遣社員に少しでも高いお金を支払った方がリスクが少ないですし、そういった意味では、正社員や契約社員よりも給料が高くなるのは当たり前のことかもしれません。
苦労して正社員になった結果、派遣社員の方が全然割が良かったんだけど・・なんてことも普通に有り得ることなんですね^^
紹介予定派遣は微妙?事務未経験から正社員を目指すなら・・
以上、紹介予定派遣のデメリットでした!
結論から言うと、転職活動中で事務未経験から正社員を目指すなら、紹介予定派遣ではなくて一般派遣から始めましょう!
というのも、紹介予定派遣で正社員を目指すのは非効率的だからです^^;
ここまで見てきた通り、正社員を前提とした紹介予定派遣は倍率が非常に高く、そもそも応募のタイミングで落選する可能性が高いでしょう。
紹介予定派遣にこだわって仕事に就けないのはもったいないですし、もちろん、未経験の状態で転職活動したとしても上手くいくはずもありません。
仮に、リクルートエージェントなどの転職支援サービスを使ったとしても結果はそう大差はないでしょう。
なので、まず未経験OKの派遣先で、実務を通じて経験を重ねつつスキルを磨くところから始めるのが一番現実的な判断といえますね!
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